正しく使おう!実は複雑 防塵・防水IPコード。

皆さんこんにちは。

森川デンキのナオヤです。

最近一気に暑くなってきましたね。皆様熱中症や脱水にはくれぐれもご注意頂いて、汗もかきますので水分補給もお忘れなく。

こんな暑い日には、川や海で水浴びをしながらバーベキューをしたり、山で自然に囲まれながらキャンプなどのレジャーを満喫するのも一興です。

そこに、ワイヤレススピーカーやワイヤレスイヤホンなどで音楽が加わるとより一層レジャーが楽しくなること間違いなしです。

そこで気にしておいた方が良いのが「防塵・防水」のIPコードの表記です。

箱に水滴マークがあり、その下部にIPXXと書かれているのが防塵・防水の表記になります。

いくら防塵・防水がされているとは言え、無理な使い方をすると故障の原因となります。

この表記をしっかりと理解しておくと使用できる範囲把握することが出来、正しく使用ができます。

この場合はIP55という表記になり数字の十の位が防塵で、一の位が防水の耐性になります。

防塵は1~6、防水は1~8段階であります。

全ての段階に応じて耐性試験があり、試験に合格した物にIP表記がされます。基本的に数字が大きければ耐性が強いという認識であっておりますが、防水に関しては少し違います。

1~4は飛沫(雨や少量の汗など)に対しての耐性の「防滴」、

5、6は噴水流(シャワーや蛇口からでる水など)に対しての耐性の「防水」、

7、8は本体を浸水した時の耐性の「耐水」と分かれております。もちろん、数字が大きくなれば耐性も強くなります。

なので細かいことを言うと、「IPX7あるからそのままシャワーなどの勢いの強い水をかけても大丈夫!」というわけにはいきません。

この場合、あくまで本体が浸水した場合に耐性があるので、噴水流に対しての耐性はないということになります。

なので、IP表記が2つあるもの、上記の様に「IP65/IP68」と書かれたものは防水のIPX5の試験と、耐水のIPX8の試験両方合格していることを示します。

この場合は洗っても大丈夫、水に落ちちゃっても大丈夫と言うことになります。

ということで、防塵・防水の特に防水について簡単にお話ししましたが、防塵・防水はあくまで保険です。過度な期待で無茶をさせると故障してしまいますので、リスク回避程度にお考え頂ければ使える幅は広がるかと思います。

また、防塵・防水にも条件付きの場合(熱や塞がなければならない蓋、穴など)もありますので、使用する際は取扱説明書をしっっっかり読んで頂き用法を良く守り正しくお使い下さい。

楽しむためにも”ルール”は守りましょう。

と言ったところで今回はここまで。

また次回に。